獨庵放言録

群れず流されず時代を見つめ続ける老人の、骨太で繊細な風変わりブログ!!!

#テレビ番組

蓼食う虫の話

古来「蓼食う虫も好き好き」と言われる。人間の趣味・嗜好は際限がなく、俗に言う「ゲテモノ好き」の類いが広く世に蔓延している。自分一人で悦に入っている間はいいとして、厄介なことに好きが高じると見境なく他人に自慢したり、勧めたがるので"はた迷惑"の…

NHKの日本語に違和感

毎日のように視聴している公共放送NHKが可笑しい。以前から気になって再三指摘しているが、ニュース番組でのアナウンスが常識を欠いている。特に若い女子アナの言葉遣いが「滅茶苦茶」だ。長い歴史を持つ巨大組織で、数多くの管理職職員が居る筈なのに、誰も…

嘘と軽薄と芸能人

この時代を象徴するキーワードは何だろうと考えたら、真っ先に脳裏に思い浮かんだのがタイトルの「嘘と軽薄と芸能人」だった。世に流布するニュース情報から、この三つを除外したら何が残るだろうか。特にテレビやネットが伝えている情報は、悪いが一昔前に…

大河ドラマの時代認識

現在放送中のNHK大河ドラマ「麒麟が来る」が佳境だ。人気度や視聴率には興味がないが、何とはなしに見ていて小首を傾げざるを得ない場面に時折出喰わす。描かれている時代が戦国時代だとしても、身分制度が厳格な中世に名もなき一般庶民が時の将軍や天皇と事…

テレビの道理

近頃は「道理」という言葉を耳にしなくなった。混迷を深める現代社会では、訳知り顔で「道理」を説くと笑われることさえ珍しくない。事程左様に訳が分からない世の中になった。殊更誰がどうしたという訳ではないのだが、いつの間にか「何が何して何とやら」…

公共放送NHKの疑問

これまでも再三指摘しているが公共放送だというNHKが怪しい。誠に"奇々怪々"なのだが、それを言うマスコミも国民も存在しない。いい加減カビが生えている放送法という法制度を盾にして、凡そ「公共」という概念と縁遠いことを臆面もなくやり続けている。お笑…

歌心と時代

近年は耳に届く歌がめっきり減った。といっても歌が減少したわけではなさそうで、滅法数が減ったテレビの歌番組には賑々しく新旧の歌い手が登場する。ネットにはそれなりの情報が満載され、テレビ番組の多くには歌を歌わない歌手や漫才や落語をやらないお笑…

妙な時代の妙な現象

普段私たちが気づかずに漠然と日を過ごしているこの時代は、少し落ち着いて考えれば誠に奇妙な時代であるようだ。科学技術の恩恵に浴して、曲がりなりにも豊かさに取り囲まれている。その豊かさに慣れ親しんで、豊かであることをつい忘れがちな毎日だ。そう…

敬語の喪失

現在嫌でも毎日眼と耳に入ってくるコロナ・ウイルス関連のテレビニュースを見ていて、それを伝えるNHKや民放各社のアナウンサーの言葉に強い違和感を感じている。連日番組のゲストやコメンティーターとして医療の専門家が登場する。それぞれに感染症医学の権…

銀座今昔

先般NHKがBS放送で流している「世界ぶらぶら街歩き」とかいう番組を見た。これまで何度か目にしている番組だが、タイトル通り世界各国の"街歩き"で、馴染みが薄い街が多くて何となく"見流し"ていた。それが何故かは分からぬが突然「銀座」になった。今では遠…

普通とグルメの違い

人間誰でも美味しいものを食べたいと願っている。異色派には俗に言う「ゲテモノ」の類いを好んで食べる人達も居るようだが、それらの人達を普通だとは言わないし、普通だと思う人も少ないだろう。普通とはごく当たり前の常識的範囲内の食事を美味しいと感じ…

忘れられた歌の真実

今や世を挙げて「チンドン屋の物真似」が大盛況の観が強い。"チンドン屋"と言っても若い世代の皆さんはご存じなかろうと思うが、敗戦後の焼け野原と化した街々にポツポツと店ができ始めた頃に胸と背中に大きな宣伝看板を掲げて、アコーディオンやクラリネッ…

歌の徒然にBORO

少し前になるがテレビで日本歌手協会の「12時間コンサート」を視聴した。とは言っても、いくら暇な高齢者でも12時間テレビの前に張り付いているわけにはいかないので、録画して後日早送りして見たい部分だけをピックアップして視聴した。善し悪しは別として…

美味とグルメ番組

「豊かで便利な時代」はグルメ・ブームだ。今や民放テレビに限らず、公共放送NHKさえ率先して食通番組を放送する時代になった。一昔前まではグルメ番組と言えば、メジャーではない「テレビ東京」と相場が決まっていた。売れなくなって暇なタレントを使って、…

メディアの功罪

高齢者の正月は暇な時間がたっぷりあるので、普段はご無沙汰しているテレビを見たり、新聞を買ってきて読む機会に恵まれた。普段馴染みがないものに接すると、良くも悪くもその長所と短所が眼についた。今の時代は真に信頼できるものが激減して何が真実なの…

NHKとは何者ぞ!!

新年1月からNHKの会長が交代するのだそうな。以前から思っていたがNHKの会長って一体何をしているのだろうか。経験も知識もない全くの異分野から、安倍政権に指名されて突然公共放送NHKの会長になる。何らの知見を必要としない役職であれば、極論すれば一般…

フィラデルフィア管弦楽団視聴記

人間長生きすると良いことがある。思いがけずもテレビでフィラデルフィア管弦楽団を視聴する機会に恵まれた。指揮はヤニック・ネゼ・セガンで、NHK音楽祭2019で来日した時の録画だ。この日のプログラムはラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」と、ドボルザーク…

芸能界と芸能人

時代が変われば世の常識が変わるが、変わらぬものもある。今も昔もスターを夢見て芸能界に憧れる女性群像である。華やかな世界で羽ばたきたいと願うのは多くの少女たちの夢で、芸能界が大衆化して身近になったので"我も我も"との思いが強まったようだ。 私は…

渡辺貞夫ニューヨーク「ブルーノート」ライブ

久々に"サダオさん"に接した。と言ってもテレビを通してのことだが、まず驚いたのが御年86歳とは到底思えない、変わらぬ風貌だった。そして何より嬉しかったのが、"サダオさん"の"サダオさん"らしい音楽性だった。ライブの最後に演奏された「花は咲く」のス…

ラグビーとサッカー

スポーツ報道が依然として過熱している。言わずと知れたラグビー人気だ。マイナースポーツからいきなり花形スポーツの仲間入りを果たした感じが強い。世の中はあるべき姿や評価が必ずしもキチンと伝わっていない面が多々ある。今回のラグビー騒動は改めてそ…

ラグビー終わって夜は更ける

ラグビーのワールドカップが過熱した。お世辞にもメジャーとは言い難いスポーツだったラグビーが、ワールドカップが蓋を開けると日本代表が連戦連勝した。並み居る強豪国チームを次々撃破したのだから、世の中は何が起こるか分からないものである。 前回2015…

NHKの不思議

公共放送NHKが誇る看板番組の大河ドラマ「いだてん」が低迷している。悪いが、これほど面白くないドラマを誰が見続けるのだろうと思っていたら、案の定最近作の視聴率が3.7%だという。営業成績を競う民放なら、疾うの昔に関係者一同の首が飛んでいるだろう…

NHK土曜ドラマ「サギデカ」

先週土曜日でNHKドラマ「サギデカ」が終了した。近年話題の「振り込め詐欺」を題材にした、最近のNHKには珍しいシリアスな力作だった。こういうドラマも作れる余力がNHKにあったのかと驚かされた、"超珍しいドラマ"であった。 最近の公共放送NHKは、何故か理…

高齢者の難視聴

寄る年波で「難聴」が本格化した。片耳がほぼ聞こえない。テレビの音声も通常音量では殆ど分からない。徐々にではあるが急速に進行した「難聴」に、手をこまねいていた訳ではない。耳鼻科の検査で補聴器の効果が期待できないと判り、愈々と観念せざるを得な…