獨庵放言録

群れず流されず時代を見つめ続ける老人の、骨太で繊細な風変わりブログ!!!

政治評論

「高齢者だって辛いよ」

「男は辛いよ」は渥美清が演じた有名なシリーズ映画だが、その主人公"フーテンの寅さん"ならずとも、今や巷に溢れている高齢者も更に辛いのだ。格好わるく嘆くのはよそうと思っていたが、今更意地を張っても誰も認めてくれそうもないから本音を吐露する羽目…

「疑似民主主義国家」

新型コロナウイルスの感染拡大が止められない。感染拡大が明らかになる中で、その感染拡大を税金を使って助長した我が国政府が、今度は一転して「緊急事態宣言」やら「非常事態宣言」を持ち出した。能面の如き「仮面づら」で、事の次第を理解しているとは到…

茶番政治いつまで

菅政権の不人気が沸騰寸前だ。国民の誰にも知られず、誰にも期待されずに、安倍前総理の突然の辞任劇のどさくさに紛れて登場した菅義偉現総理だが、登場から日が浅いにも関わらずここまで不人気な政権も珍しい。何やら誰も期待していなかった真相が、いわず…

民主主義の化けの皮

アメリカ・トランプ政権の断末魔が荒れ狂っている。元々正常ではない"おつむ"の持ち主が、こともあろうに世界の超大国で民主主義の殿堂の如くに思われていたアメリカ合衆国の大統領に当選した。理想主義の旗を高々と掲げた前オバマ政権とは、文字通り天地に余…

アンバランス社会

現在の世の中は居心地が良いようで、必ずしも居心地が良いとは言えない妙な世の中である。連日アメリカ大統領選挙の続報がテレビで伝えられているが、世界の最先進国とは思えない光景が目に映る。身近な我が国の政治状況を見ても、世界の先進国に列挙される…

米大統領選の民主主義

アメリカ大統領選挙が投票日から5日になろうとしているが混沌としている。大勢は見えた観があるが、一方の候補者である現職大統領が"悪足掻き"して類例がない醜態を世界に披露している。現職大統領のテレビ会見を、アメリカの主要テレビ局は相次いで途中で打…

豊かな「貧しさ」米大統領選

妙で変な時代はそこかしこで"妙で変な"現象を生んでいるようだ。その最たるものが言わずと知れたアメリカ大統領選挙で、世界の盟主を自認して来た超大国の威信とプライドは今やどこを探しても見当たらない。まるで巨大利権を目の前にして相争う小さな田舎町…

「嘘つき」と「ホラ吹き」のドックレース

愈々アメリカ大統領選前日となった。別段期待感があるわけでもなく、何かしらの楽しみがあるわけでもない。敢えて言えば「世界の盟主」を自認する超大国で、太平洋戦争で敗戦国と占領国に分かれたにも関わらず、戦後70年余を経ても相変わらず"主従関係"が解…

政治と政治家の矜恃

二度の住民投票で否決されて「大阪都構想」が再度挫折した。松井一郎代表&大阪市長が政界引退を表明して、もう一人の当事者であった橋下徹元大阪市長&大阪府知事と同様の顛末で幕が引かれそうである。大阪市民ではない部外者がとやかく言うことではないが、…

菅政権意外な船出

世の中には意外というか不思議というか、そんな摩訶不思議が度々登場する。どうしてそうなったのか、何がどうなっているのか、よく分からないまま見切り発車をして、発車後に行き先や形態を整える例は数多ある。中には発車して進行中であるにも関わらず一向…

石破茂とドナルド・トランプ

暇な病人高齢者は世の中の出来事を超醒めた目で見ている。人間世界は実に色々なことが日々起こっている。どうでも良いことや、何ら関わりがないことを、さも自分事のように訳知り顔で報じているマスコミこそ"嘘臭い"が、それらをまともに受け入れて真顔で日…

政治の風景

7年8ヶ月ぶりに衣替えした我が国の政界だが、与野党がほぼ同時に総裁選や代表戦をやるのは偶然とは言え非常に珍しい。その結果が代わり映えのする内容になったか否かはご承知の通りである。一見すると何も代わらない感じが濃厚だが、与党自民党に関しては数…

政治家の資質

安倍長期政権が突然閉幕して、ほぼ同じ陣容の菅新政権が誕生した。ほぼ同じ顔ぶれなのに、菅新総理肝入りの政策や施策が早速動き出した。これまでの歴代政権でも見られた現象だが、何かしら違うと感じるのは高齢者の"早とちり"であろうか。改めて指摘するま…

菅新政権発足

実に7年8ヶ月ぶりの政権交代である。その善し悪しは兎も角として、何やら霞が晴れたような気分にさせるから不思議である。政権内部は目新しいものを探すのに苦労するほど"代わり映え"しない。大半が同じ顔の羅列で、"昔の名前で出て来た人"との混成チームの…

天下の悪法「政党助成金」

与党自民党の総裁選と野党立憲民主党の代表選が相前後して行われた。国民が望んで居ようが居まいが、未曾有のコロナ国難に直面しているこの時期に、ノー天気に国会議員の先生方は"選挙ごっこ"に興じた。この光景を見せつけられて喜んだのはマスコミだけで、…

胡散臭い風習

世の中には各種の「胡散臭さ」が"てんこ盛り"状態だが、どれが一番で、どれが二番と区分けするのが難しいほど溢れている。高学歴化が言われ出して、世に"インテリげんなり"が増えるにつれて余計煩雑になったようだ。胡散臭さの有力候補がここにも隠れていて…

馬鹿げた自民党「草競馬」

連日マスコミが伝える自民党総裁選に関するニュースに接して、世の中には何と馬鹿げたことが有り得るものだと妙に感心している。とうの総裁選立候補予定者も予定者だが、それを如何にも重大ニュースのように報じて恥じ入る素振りも見せないマスコミ各社にも…

ドングリレースの自民党総裁選

突然がお得意の安倍総理が又々突然辞任を表明して、予期していなかった与党自民党は大慌ての様相だ。寸足らずのドングリ議員が一躍総理・総裁候補に格上げされて、マスコミの派手なインタビューに次々登場している。昨日と今日の違いがまるで天地をひっくり返…

驚きの安倍辞任

世の中には予期せぬことが沢山あるが、昨日突然の安倍総理の辞任表明には驚かされた。「安倍政権7年8ヶ月」を書いたばかりの矢先のことに、間が抜けたバツの悪さを感じながら現実となった我が国の政局を考えねばならなくなった。"政治の世界は一寸先が闇"と…

安倍政権7年8ヶ月

安倍晋三現総理の在任期間が史上最長記録になったそうである。そう聞かされて何と感想を持つかは人それぞれの立場や感覚で異なるだろう。ある意味では慶祝に値することであるのだが、誕生の経緯から現在までを見て「おめでとうございます」という言葉は出て…

野党という名の「糞政党」

立憲民主党と国民民主党が合体するらしい。相も変わらず恥知らずに"離れたりくっついたり"を演じている「糞議員集団」である。現在の我が国社会は種々雑多な無駄や無理が蔓延っているが、この立憲民主党と国民民主党ほど無駄と無理を象徴するものは他にない…

白昼夢の「中華大帝国」

折角の4連休が台無し状態だ。折からの豪雨で各地で災害が相次ぐし、一旦非常事態宣言が解除されたコロナウイルス感染拡大は収束の兆しどころか第2波到来の様相だ。それでも政府は万全の予防策を講じて、大いに飲食や旅行に出掛けましょうとキャンペーンを展…

都知事選後記

誰しもが予想した通りの小池百合子都知事の再選である。選挙戦ばかりでなく、選挙という民主主義の大原則そのものが本当に必要であるのか否かさえ、怪しく見える東京都知事選挙であった。毎度お馴染みで新鮮味に欠けるテーマだが、選挙そのものより民主主義…

面白くも可笑しくもない都知事選

都知事選が明日投開票される。20数人が立候補する毎度お馴染みの光景だが、なぜか今回はいつもにも増して候補者数が多い。コロナ・ウイルスの感染拡大が第2幕を迎えようとしている最中での都知事選である。泡沫候補者の乱立ぶりを見るにつけ、我が国の民主主…

流れ去る時代

最近は聞かれなくなった言葉の一つに「光陰矢のごとし」がある。時間の流れる早さを強調した言葉だが、現代社会は悉く人工的に操作されているのを不思議とは感じずに、むしろそれが"普通で当たり前"だと感じる人の方が多数派のようだ。すべてが不自由で不便…

ああ懐かしの自民党

我が国の政界に自民党が登場して久しくなった。世に「55年体制」と知られた時代がすっかり遠くなった。今やその言葉を目や耳にする事さえなくなったが、自民党という呼称が広く定着して、「自由民主党」という正式名称が半ば忘れられかけている趣だ。お笑い…

お笑い茶番の河井前法相夫妻

世を挙げてコロナ騒動の最中に、誠に陳腐な笑うにも笑えぬ「政治ショー」が繰り広げられた。ご存じ広島県選出の国会議員、河井克行前法相夫妻の壮大な選挙違反疑惑である。マスコミ報道によれば兎にも角にも現金をバラマイタらしい。夫が先に衆議院議員とし…

内向きと外向きの人生

人間の生き方は大きく分けて二種類ある。内向的とか外向的と呼ばれる性格の違いもあるが、その人の意思や視点が自分自身に向いて自分主体に生きているか、或いは常に意思や視点が他人や世の中を向いているかで、同じように見えてその実は全く異なるのである…

老人日記(10)

コロナ・ウイルス感染拡大が沈静化しつつあり、大半の地域の「非常事態宣言」が解除された。東京が中心の首都圏と北海道が未だ解除されていないが、それももう時間の問題だろう。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」と言われるが、大騒動が再来しないことを祈るのみ…

政治家の幸運と不運

世の中の出来事には常に幸運と不運が付き纏うが、選挙で選ばれる政治家はその能力や実力以上にタイミングが非常に大きく作用する。一口にタイミングと言っても色々あり、選挙に出る際の候補者同士の実力や、選挙が実施される時期の善し悪しまで各種様々だ。…