獨庵放言録

群れず流されず時代を見つめ続ける老人の、骨太で繊細な風変わりブログ!!!

中国の未来

 世の中は実に様々である。殆ど読者が居ないマスターベーション・ブログを書き始めて半年足らず経過したが、多い日で10数件、少ない日は0か1件だけであったアクセス数が、何故か理由は定かでないが急増して200件近くに跳ね上がった。格別内容が変わった訳ではなく、「中華帝国への野望」を書いただけである。

 昨年から続いている「香港のデモ」と「台湾の総統選挙」が重なるタイミングゆえか、他の理由は差し当たり見当たらない。現在我が国に留学している中国人は他国に比べて格段に多い。その理由は本稿と関係ないので割愛するが、近くにある帝京大学明星大学を例に挙げるまでもなく、日本人学生と対等を為す位の人数に達している。

 私のブログがそれらの中国人留学生に読まれているとは到底考え難いが、ともかくも"驚き桃の木山椒の木" である。アクセス数の割りにコメントが1件もないのが不思議だが、決して中国に対して好意的な内容ではない。中国4千年の歴史には大いに敬意を表するが、毛沢東による共産主義政権以降の中国にはむしろかなりの反感がある。

 どう贔屓目に見ても「ご都合主義」と言わざるを得ない現在の共産党一党独裁政権には、賛意どころか"唾を吐きたい"思いが強くある。そんな心中を率直に書いただけのことである。「香港のデモ」に対する中国政府の本音を、誰も指摘しないので「王政復古」の野望だと断じた。欲得まみれの共産主義を、共産主義と呼ぶことにさえ強い抵抗感を禁じ得ないが、何故か不思議に世界の論調はその実態に触れようとしない。

 我が国の自由主義体制だって掘り返せば醜悪な側面が丸見えなのに、誰も"頬っかぶり"して知らん顔をしている。日々伝えられるニュースよりも、それらの事実には迫真力と緊急性が高いのにである。みんなが体制に飼い慣らされて、何も見えず、何も言わずになること自体が余程おぞましい。真実は無数にあるのではなく、究極的には一つしかないことに改めて再確認が必要だ。

 今の時代に真実や誠を語っても、誰も耳を貸さないと分かっていて書いているブログである。Yahooブログは興味本位のアクセスが殆どで、男女間の問題など書くと途端にアクセス数が急増した。ブログという媒体そのものに根強い不信感があって、それでも認知症の予防策と考えて続けている。

 人それぞれに解釈は勝手なので、どう読まれようと読まれなくても書き手の勝手である。現代社会は気象と同様に千変万化する。極度に短文化された言葉が持て囃されている時代に、長々と能書きを垂れることが如何に無粋であるかは承知している。その行為自体が少なからず時代の潮流へのアンチテーゼと心得ている。老人の年季が入った"悪弊"は簡単には消えないのである。