獨庵放言録

群れず流されず時代を見つめ続ける老人の、骨太で繊細な風変わりブログ!!!

どうでも良い混迷野党!!

 旧民主党会派の軸足が定まらない。申し訳ないが民主党政権が消滅した時から、存在価値が消えかけていた集団である。訳が分からぬ"天然呆け"の労働団体「連合」とかに担がれて、さしたる理由もなく現在まで存在していること自体が不可思議極まりない議員集団である。

 一方が「立憲民主党」を名乗れば、もう片方は「国民民主党」だという。凡そ中身がない政党が東京都知事選を契機にした小池知事の誕生で、小池知事側近の「希望の党」に受け入れられた議員と、受け入れられず弾き出された議員とに分裂した。その「希望の党」が色艶を失うにつれて、中身がないまま"訳が分からぬ主張"を繰り返してきた。

 一言で言うならば「羅針盤なき航海」で、大海原を無為に漂うが如き様相を呈していた。その両党が今度は衆参両院で統一会派を組むらしい。岩盤の如き「安倍一強」に対抗するためとの名目だが、そんなことは幼稚園児や小学生でも先刻承知である。今更ながら"数の論理"を持ち出す良識を疑わざるを得ないが、この程度の国会議員を誕生させた労働団体と国民は大いに恥じるべきである。

 敢えて申し上げるが、多くの国民は諸君らに何も期待していない。国民の税金から多額の報酬を得ていることを疎ましく思っている。その上に政党助成金まで得て、何ゆえに恥の上塗りを繰り返すのか。先の参院選で「れいわ新撰組」と「NHKから国民を守る党」が議席を得た意味を諸君は考えたことがあるのか。

 参院選有権者の半数以上の国民が棄権した。民主主義の権利を自ら投げ出したのである。政党を含めた既存の政治に飽き飽きしているのである。何も変わらず、何も期待できない政治に、一部の新興宗教の信者と認知症の高齢者を除いた良識ある国民はNOを突きつけたのだ。新鮮さだけが取り柄の"訳が分からぬ"「れいわ新撰組」と「NHKから国民を守る党」が議席を得たのはその反動である。

 予想通り早速「NHKから国民を守る党」が暴走と迷走を始めた。中身があろうとなかろうと、体裁だけ整えれば各種の助成金が得られる。この程度の「くず」を生み出した公共放送NHKの中身もお寒いが、表向きの格好は良くても「立憲民主党」と「国民民主党」の諸議員とどこが違うのか。この程度の混迷劇が演じられて延々とした停滞が続くならば、次期選挙に足を運ぶ国民は居なくなるだろう。

 成長を極めて爛熟しきっている「利益至上主義」は、民主主義の根幹である選挙さえ公然と「買収」する時代へ突入する予感がする。高齢者と言えども「ノホホン」とは年老いては居られぬ時代を迎えたようである。何とまあ「豊かで"ぶざま"な時代」になったものである。