獨庵放言録

群れず流されず時代を見つめ続ける老人の、骨太で繊細な風変わりブログ!!!

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

逆転した右翼と左翼

古くから言われて来た右翼とか左翼という思想集団が分からなくなっている。保守とか革新とか言われていた時代が遠のき、大半の国民が思想そのものに興味や関心を失う時代になっている。右も左も関係ない、取り敢えずそこそこ豊かな暮らしが出来れば良いとす…

高齢社会の「振り込め詐欺」

昨今の世の中は少々のことで驚いていたら生きることが難しい時代の様相だ。随分前から再三報道され、語られてきたことが、一向に好転しない。このまま放置されて末はどうなるのだろうかと老婆心が掻き立てられる。 「振り込め詐欺」なる言葉が登場して長く経…

ハロウィンのバカ騒ぎ

戦争がない平和国家とはこのような現象を言うのであろうか。言葉を換えれば「平和呆けの象徴」とも言えることが実に色々様々ある。間近に迫った10月31日の「ハロウィン」騒動もその一つだろう。東京・渋谷は奇妙な格好の若者で溢れかえる。 善し悪しはともか…

「NHKから国民を守る党」の暴走

政治とは何か、法制度とは何かが問われている。言わずと知れた「NHKから国民を守る党」である。あまりにもバカバカしくて論じるに値しないと思うが、平和呆けした我が国の現状を象徴しているという意味で、敢えて糾弾すべき価値を見出せる。 自由が保障され…

人生の道程とスピード

降り続く雨はやがて止む。晴天の青空はいつかは曇る。どんよりとした鬱陶しい曇り空も、雨になることもあるが晴れることもある。どうなるのが幸せで、どう変わるのが不幸かは、人それぞれに違うだろう。だけど大空に向かって不満を言ったり、恨む人はまず居…

吹き渡る秋風

秋の風は冷たい。春の風は歓迎されても、冷たい秋の風には顔を背ける。首にマフラーを巻き、コートの襟を立てて人は足早に通り過ぎていく。足元に舞う枯葉に目を留める人は殆どいない。小春日和の暖かい日もあるが、何故か道を行く人々は足早だ。街角の風情…

雨の功罪

秋の長雨シーズン開幕である。春雨と違って秋の雨が好きだという人には、余りお目に掛からない。若い女性はその場の気まぐれで「雨が好きだ」と口走ったりするが、大人世代になると何故か雨が好きな人は激減する。その精か雨に関する記憶に残るのは、若い女…

ラグビーとサッカー

スポーツ報道が依然として過熱している。言わずと知れたラグビー人気だ。マイナースポーツからいきなり花形スポーツの仲間入りを果たした感じが強い。世の中はあるべき姿や評価が必ずしもキチンと伝わっていない面が多々ある。今回のラグビー騒動は改めてそ…

歌の後先

私は演歌と呼ばれる歌が性に合わないらしい。主にテレビで視聴する機会があるが、最近の若い演歌歌手は揃いも揃って、"ど派手"な衣装を身につけて笑顔を振りまている。これが実に"気持ち悪い"のである。もっと言えば生理的嫌悪感を催すのである。 決して歌そ…

小田和正を聴いた

NHK-BSを録画して「小田和正18~19ツアー」を視聴した。久しぶりに眼にし、耳にした小田和正は、やはり小田和正だった。オフコース時代から変わらぬ彼がそこに居た。年輪が加わって白く変わった眉毛と、染めた髪の対比が過ぎ去った年月を物語って、紛れもない…

ラグビー終わって夜は更ける

ラグビーのワールドカップが過熱した。お世辞にもメジャーとは言い難いスポーツだったラグビーが、ワールドカップが蓋を開けると日本代表が連戦連勝した。並み居る強豪国チームを次々撃破したのだから、世の中は何が起こるか分からないものである。 前回2015…

奇跡のハーモニー7年連続 日野市立七生緑小学校合唱団

何という素晴らしさであろうか。感動に胸が震えて言葉が出ない。自宅団地に隣接する小さな公立小学校が、NHK全国学校音楽コンクールで7年連続金賞受賞の快挙を成し遂げた。前人未踏の奇跡的記録である。若い後藤朋子指導教諭に最大限の祝辞と感謝を捧げたい…

ススキの季節

今年の天候は夏と秋の境目がない。本来なら徐々に寒さが加わって秋らしくなるのだが、今年は夏の翌日に突然秋になった。街を行き交う人々も様々で、半袖の人が居る一方で長袖で秋らしい風情の人も居る。何やら混沌とした服装は、時代と世相を反映しているよ…

明日は誰もが高齢者

昨日定期検診で大学病院へ行った。雨が降ったり止んだりの肌寒い日だったが、構内にあるバス停に降り立つとそこから既に混雑していた。見かける殆どの人たちは高齢者で、自分もその一人であることを棚に上げて「相変わらず年寄りが多い」などと、同行してい…

人の世のつれづれ

「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」と詠ったのは林芙美子で、「幾山川越え去りゆかば寂しさの果てなむ国ぞ今日も旅行く」と詠ったのは若山牧水だと記憶している。いずれも人の世に生きることの苦境を詠い上げている。事ほど左様に人生は苦渋に満ちて…

NHKの不思議

公共放送NHKが誇る看板番組の大河ドラマ「いだてん」が低迷している。悪いが、これほど面白くないドラマを誰が見続けるのだろうと思っていたら、案の定最近作の視聴率が3.7%だという。営業成績を競う民放なら、疾うの昔に関係者一同の首が飛んでいるだろう…

何気なく降る雨

大雨による河川の氾濫が続出した。台風が足早に去って昨日は抜けるような台風一過の青空が広がった。何らの被害にも遭わなかった人は呑気に良い天気になったなどと挨拶を交わしているが、洪水に見舞われた地域の皆さんは突然の自然災害に茫然自失であろうと…

台風一過とその惨禍

台風一過の見事なまでの青空である。未曾有の大雨で各地の河川に氾濫が相次いだ。テレビのニュースが映し出す映像は、悲惨な被災地の様子を否応なく見せつける。人間が引き起こす犯罪でも、台風や地震などの自然災害であっても、人間は至って無力だ。何も出…

台風19号禍

テレビは終日台風19号関連の情報を繰り返し報じている。電車が止まって移動手段を失った人々は、自宅に籠もってテレビを見ているしか出来ることがない。災害に強い東京も今度ばかりは例外の部類らしい。人影が消えた街に台風の前兆となる風と雨が続いている…

歌は世に連れ、世は歌に連れ

「歌は世に連れ、世は歌に連れ」と昔から言われる。事ほど左様に歌は人間生活と深く関わってきた。特に大衆歌謡と呼ばれる分野は、それぞれの時代の世相を反映して人々に親しまれ、愛されてきた。戦前・戦後は長く「流行歌」と呼ばれて、文字通りの"流行り歌"…

「曼珠沙華」

細長い日本列島は南から北へと、季節毎に四季折々の花々が移ろいながら咲く。先頃まで家々の庭や公園などで見かけた真っ赤な彼岸花が終わった。秋のお彼岸が終わっても、咲き遅れの数輪が夏の名残を惜しむかのように咲いているのが見られた。「彼岸花」とい…

老輩の長閑な一日

まるで四季が失われたかのような近年の気象状況だが、それでも季節は確実に進行しているようで少しだけ"秋めいて"きた。10月だというのに夏が延長された如き真夏日が続いて、つい昨日まで心身共に疲労感が残っていた。朝晩の気温が下がって、日中はその見返…

高齢者の高齢者的日常

昨今は老人という言葉が余り使われず、高齢者という表現が増えた。世を挙げて老人だらけの時代になり、老人と呼ぶことがまるで差別用語のように聞こえることに配慮した結果だろう。しかしその配慮も、すぐに高齢ドライバーの交通事故や振り込め詐欺、認知症…

サンマ好きの嘆き

例年秋の風物詩であるサンマが不漁だという。店頭に並ぶサンマ君は数が少なく、値段が異常に高い。"大衆魚"と呼ばれていたのが、遙かに昔のことであるかのような錯覚さえ覚える昨今である。近隣の集合住宅から、サンマを焼く煙とその臭いが立ち消えになった…

悪徳の栄え

どこぞで見聞きしたタイトルだと思われた方は紛れもなく「教養人」だ。今節「知識人」しいう言葉が多用されているが、マスコミに登場する「知識人」という人種は言葉とは裏腹に殆ど専門知識に乏しい。単に「知識人」を装っているだけの底が浅い人種を意味す…

政治とマスコミの不可思議

秋だというのにまだ夏が終わらない。街を歩く人たちの姿は夏と秋が同居している。律儀に秋の服装に替わった中高生やビジネスマンは、汗を拭いながらの10月のスタートだ。気まぐれな陽気は何も気象ばかりではない。気まぐれな安倍政権の消費税値上げも、多く…