獨庵放言録

群れず流されず時代を見つめ続ける老人の、骨太で繊細な風変わりブログ!!!

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

蝉と鈴虫

季節の変わり目は何某かの感傷を誘う。特に存在感が抜群の夏の終わりは格別だ。8月最後の日になって、明日から9月が始まるのだと思うと途端に何やら一抹の寂しさが湧き出るから不思議である。暑い暑いと言って、迷惑顔をしていたのは誰だったけと問いたくな…

夏の終わりのハーモニー

どこかで目や耳にしたタイトルだと気づかれた人は、多分もう若くはない世代であろう。中高年世代には広く知られた懐かしい曲のタイトルだ。井上陽水が詞を書き玉置浩二が曲を書いた野外ライブ公演のための一曲である。二人の絶妙なハーモニーが際立つ名曲だ…

驚きの安倍辞任

世の中には予期せぬことが沢山あるが、昨日突然の安倍総理の辞任表明には驚かされた。「安倍政権7年8ヶ月」を書いたばかりの矢先のことに、間が抜けたバツの悪さを感じながら現実となった我が国の政局を考えねばならなくなった。"政治の世界は一寸先が闇"と…

本物の歌と偽物の歌

外出が出来ない重病人の高齢者は毎日様々な音楽と付き合っている。難聴の自己流リハビリを兼ねているので、漠然と聞き流すのではなく結構真剣に音と向き合っている。70年代には制作者として数多くの音楽現場に関わったので、音に対する習熟度は人並み以上と…

安倍政権7年8ヶ月

安倍晋三現総理の在任期間が史上最長記録になったそうである。そう聞かされて何と感想を持つかは人それぞれの立場や感覚で異なるだろう。ある意味では慶祝に値することであるのだが、誕生の経緯から現在までを見て「おめでとうございます」という言葉は出て…

大切な時間

私たちの日常は特別の努力をしなくても誰しもに平等に時間が訪れる。余りにも当たり前すぎて特別の感慨を持つ人はまず居ないだろう。時間は目に見えるわけではないし、その存在を実感するのは何かしらの人生の変化があった時であろう。善いにつけ、悪いにつ…

ipod一新

高齢者が難聴対策の一環として始めた音楽リスニングだが、難聴と一口に言っても色々ありで、高い音や低い音などの特定の周波数が聞き取り難くなる傾向が一般的のようだ。私の場合もご多分に漏れずの典型例で、耳鼻科で聴力検査を受けると高い音と低い音に加…

ブログ一周年

老人の気まぐれで始めたブログだが、当初利用していたヤフーブログが閉鎖されることになって現在の「はてなブログ」へ移行した。取り立てて特別の理由は何もなく、漫然と痴呆化するのだけは絶対避けたいとの願いが最大の理由である。脳の活性化に多少なりと…

猛暑の峠

余り宛てにはならないが、気象庁の天気予報だとどうやら今週が猛暑のピークらしい。連日の猛暑はコロナウイルスの感染が再び増加に転じたというニュースと共に、お馴染みにはなったもののいい加減食傷気味である。出来得ることなら身近にならずに、親しまず…

麺の涼味

連日の猛暑はいい加減うんざりだが、せめてもの涼味を求めるには麺がいい。氷菓は一過性のため一瞬で消え去るが、お馴染みの夏の定番「冷やし中華」を始め盛り蕎麦などの日本蕎麦、伝統のそうめん等々は健在だ。5月頃から我が家の朝は麺類と決まっている。出…

野党という名の「糞政党」

立憲民主党と国民民主党が合体するらしい。相も変わらず恥知らずに"離れたりくっついたり"を演じている「糞議員集団」である。現在の我が国社会は種々雑多な無駄や無理が蔓延っているが、この立憲民主党と国民民主党ほど無駄と無理を象徴するものは他にない…

終戦記念日

世の中にはどう思っても理解に苦しむことが少なくない。普通に考えればあり得ないことに多くの人たちが真剣に向き合っているから不思議である。事柄は大小様々だが、大を言えば連日テレビで報道されている香港の民主化運動もその一つだろう。誰がどう考えた…

介護ベット

人間世界は色々様々なことに彩られているが、時々世にも不思議なことに出食わす。改めて生きていることの素晴らしさを噛み締めざるを得ない。一見無為に過ぎていくように感じられる日々も、少し視点を変えてみれば思いがけない感動に出会えるだろう。折角の…

昨日・今日・明日

昨日は暑かった、そして今日もまた暑い。多分明日も暑いだろう。毎日何気なく感じる率直な感想である。多くの人が同じ思いをしているだろう。それほどに今年の猛暑は凄さがある。夏は暑いのが当たり前だといわれて久しいが、春夏秋冬の季節の流れとは別の夏…

散歩の憧れ

何やら妙なタイトルになったが、昨年まで出来ていたことが今年は出来ない。その落差を実感しながら、ガラス戸越しの景色を愛でている。濃い緑の森に飛び交う蝶と戯れた、それだけの、たったそれだけのことが、今は遠い日の郷愁の如しである。人間に与えられ…

猛暑の後先

ここ数年恒例となった猛暑だが、今年の猛暑はコロナウイルス対策が加わったので一段と暑い。各地で開催される盛大な祭りが軒並み中止となり、夏の風物詩が大きく様変わりしている。「当たり前や普通」と呼ばれる諸々のものは、意識しなくてもすぐ傍にあるの…

お盆休みと帰省

急に現れたコロナウイルスの感染拡大で夏模様が様変わりしている。日々記録を更新し続ける感染者数に、万事に呑気なこの国の制度も外食や行楽を奨励するキャンペーンをスローダウンせざるを得なくなったようだ。それでも政府が振る旗に乗っかって行楽に出掛…

坂道の途中で

人間生きていれば色々な坂道に出くわす。実際に足を運んで上り下りする道もあれば、心の中の幾多の坂道もある。いずれにしても苦難や苦渋を強いられる厄介な行程である。それでも人間は自らの人生において、平坦路ばかりが続く生涯を思い描くことは少ない。…

コロナ時代の自宅療養

留まることを知らないコロナウイルスの猛威が、生活のそこかしこに現れているのは周知の事実だが、思いがけない場面にまで影響して驚いている。コロナの感染拡大とは別に、肺癌再発の重症患者は自粛要請されようとされまいと外出が出来ない。若し感染したら…

味気ない音楽と味覚

長雨の後の猛暑である。コロナウイルスが威力を減じずに、人間世界の懸命な努力にも関わらず相変わらず勢力を維持し続けている。旧盆が近づいて例年なら故郷への帰省や、バカンス旅行に盛り上がる時候だが、今年はすっかり様変わりの様相だ。またぞろ外出自…

何気ない日常

普段の生活で何気なしに特別の感慨もなく見過ごしていることのあれこれも、いざそれが失われると気づいた時、或いは実際に失われてみて、始めてその大切さとか価値に思い当たるだろう。昨日まで明るく見えていた光景が一転して無彩色に見えたら、人は何を思…

夏本番

長かった梅雨が明けて、改めて日差しの強さを感じる夏本番になった。街中は急に30℃を超える暑さで大変であるようだ。肺癌再発の"息切れ"で外出が困難な高齢重症患者は、山の上の団地の高層住宅8Fベランダから、夏景色になった眼下のビルや街並みを眺めて過ご…

介護保険の認定

世に介護保険制度が導入されて久しいが、幸か不幸か80歳目前まで利用したことがなかった。制度そのものは知っていたし、乏しい年金から高額の介護保険料が差し引かれているのも知っていた。それでも馴染みがないまま日を重ねて今日に到った。自認か他認かは…