獨庵放言録

群れず流されず時代を見つめ続ける老人の、骨太で繊細な風変わりブログ!!!

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

物思う秋の加古隆

曇り空の雲の合間から日差しがこぼれる午後は気持ちが良い。秋の陽は長い影を落とすので、いつもと違う景色が目に映る。丘の上のマンション8Fから眺める秋の午後はまるで印象派の絵のようである。薄いクリーム色の5階建て集合住宅が並ぶ向こうに、茶色の濃淡…

「鐘の鳴る丘」と「駅の子」

遠い遠い記憶になってしまった「鐘の鳴る丘」について書いた。書き終えてから、少し前にNHKがテレビで「駅の子」というドキュメンタリーを放送したのを思い出した。都合で見れなかったので録画してあった筈で、テレビの録画リストを見たらあった。終戦当時の…

「鐘の鳴る丘」の時代

タイトルに掲げた「鐘の鳴る丘」をご存じの方々が現在どれ位おられようか。敗戦後の荒廃した街々に溢れ出した、家や親兄弟を失った少年・少女たちを主人公にしたNHKの連続ラジオドラマである。身に纏う洋服はボロボロにすり切れていても、キラキラ輝く瞳に明…