獨庵放言録

群れず流されず時代を見つめ続ける老人の、骨太で繊細な風変わりブログ!!!

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ものを書く習慣

誠に日本語は難しい。日常会話で話している時は別段感じないが、いざ文章を書く段になると様相が一変する。アルファベット26文字で足りる英語圏の人たちが羨ましく思えてくる。日本語は仮名文字に混じって膨大な数の漢字がある。元々が中国からの渡来品なの…

時代の奔流

「行く川の流れは絶えずして元の水にあらず」どこかでお復習した記憶がお有りになるだろう。そう言えば絶えて久しく学習する習慣から遠ざかっていることを、改めて思い出したという方も居られよう。そのいずれであっても、なくても、等しく時代という名の流…

市場経済の「徳」

現代は「売ってなんぼ」の時代である。ただ単に"売る"だけではなく、どれだけ「利益」を確保するかが問われる世の中だ。オールドという表現がつく世代の方々ならご存じと思うが、"悪ガキ"だった少年時代には「金儲け」は"卑しい行為"であると教えられた。他…

大相撲とスポーツ

大相撲初場所が幕尻力士「徳勝龍」の初優勝で終了した。初の対戦として組まれた大関「貴景勝」との千秋楽では、終始大関を圧倒する取り口を見せ観戦者を納得させた。モンゴル勢の横綱二人が序盤で負けて、"お決まり"の休場となったので何やら風通しの良い東…

懲りない女房

我が老妻殿は三日と家に落ち着いて居ることがない。何がどうであるのは良く分からないが、事あるごとにお出かけになる。若い内は気に掛けることもなかったが、齢80になってもそのペースは変わらない。別段加害や被害が発生するわけではないので傍観している…

人間の習性

人はそれぞれに生まれ持っている様々な習性を身につけている。先天性のものの他に幼少時から生きる過程で身についたその人なりの習性もある。個性と呼ばれているものも大半はこの習性が主たる要因を為している場合が多い。当人には都合が良くても、他人迷惑…

我が国の政治風景

通常国会が開幕中である。相も変わらぬ与野党の攻防とは程遠い"せめぎ合い"は、不毛で退屈極まりない。認知症の高齢者以外の国民は誠に見るに忍びない。毎度お馴染みと言えばそれまでだが、この混沌とした国際情勢の中にあって、よくもまあこれほど呑気なこ…

大相撲初場所概観

大相撲初場所が終盤戦の佳境である。負けて形勢が不利になると決まってすぐ休場するモンゴル人横綱二人が揃って休場して、ようやく日本人力士が主役の舞台に上がった観がある。以前から日本相撲協会に少なからぬ疑問を抱いていたが、そもそも日本の国技を名…

嘘から出た誠

古い言葉で恐縮だが「嘘から出た誠」という表現が昔はあった。近年耳にする機会が滅法減った観があるが、それもその筈で現代社会は「嘘」を抜きにしたらすべての事象が消え失せる時代のようだ。ともかくも売って利益を得なければ社会全体が維持できない時代…

代わり映えのしない通常国会開幕

新年のお屠蘇気分が消えて通常国会が開幕した。与野党共に相変わらずの面々が代わり映えのしない意見を述べ合って、これまた代わり映えのしない結論に至る、誠に"代わり映えのしない"我が国の現実である。世界は水面上でも、水面下でも、それぞれの国々が色…

雪が降る

東京が久しぶりの雪になった。と言っても私が住む多摩地区は内陸で、周囲には低い山が連なる。海沿いの都心とは少し離れているので、例年降雪があると都心より降り積もる。大学入試のセンター試験は何故か雪になる確率が高く、気象庁の発表を待たずとも雪の…

遅ればせながらカルロス・ゴーン

元日産自動車の会長だったフランス国籍のメキシコ人カルロス・ゴーンが、年末・年始のどさくさに紛れて保釈中に禁じられている国外へ逃亡した。取り立てて目新しいニュースに事欠いていたマスコミは"狂喜乱舞"して大騒ぎである。「事実は小説よりも奇なり」を…

高齢者の視聴障害

高齢者は何かと厄介である。人それぞれで個人差が大きいと思うが、私の場合は眼に「加齢黄斑変性」があり、加えて左耳が殆ど聞こえない「難聴」がある。「加齢黄斑変性」は10年位前に白内障の手術の際の眼底検査で確認された。初期だったので自覚症状は全く…

中国の未来

世の中は実に様々である。殆ど読者が居ないマスターベーション・ブログを書き始めて半年足らず経過したが、多い日で10数件、少ない日は0か1件だけであったアクセス数が、何故か理由は定かでないが急増して200件近くに跳ね上がった。格別内容が変わった訳では…

中華帝国への野望

新年早々の世界は少々きな臭い話題で賑々しい。アメリカがイランの司令官を殺して、イランがその報復に出て中東戦争の開始かと思われたが、マスコミが騒ぐのとは裏腹に何事も起こらなかった。情報に振り回されてバタバタした向きにはお気の毒であるが、アメ…

美味とグルメ番組

「豊かで便利な時代」はグルメ・ブームだ。今や民放テレビに限らず、公共放送NHKさえ率先して食通番組を放送する時代になった。一昔前まではグルメ番組と言えば、メジャーではない「テレビ東京」と相場が決まっていた。売れなくなって暇なタレントを使って、…

老人日記(新年慨嘆)

東京の正月は概ね穏やかな晴天に恵まれた。例年関東平野に吹く風も今年は何故か遠慮がちで、例年より高めの気温が手伝って「小春日和」の日が続いた。テレビのニュースは札幌の雪が少ないと報じていたが、何やら少し不気味な気がしないでもない年明けである…

メディアの功罪

高齢者の正月は暇な時間がたっぷりあるので、普段はご無沙汰しているテレビを見たり、新聞を買ってきて読む機会に恵まれた。普段馴染みがないものに接すると、良くも悪くもその長所と短所が眼についた。今の時代は真に信頼できるものが激減して何が真実なの…

丁寧の現代性

長い9連休の正月休みも今日で終わり、明日からは日本社会が一斉に動き出す。とは言っても、年金暮らしの高齢者は相変わらず「毎日が日曜日」である。それでも人間の宿命なのか、世の中の動きに吊られて何やら慌ただしい気分になるから、不思議で面白い。もの…

正月料理

正月三が日が過ぎても我が家は当分正月である。例年恒例だが肺癌と膵臓癌の手術が連続した一昨年と、術後の昨年はさすがに食欲が落ちて目で楽しむだけで終わった。曲がりなりにも健康が回復した今年は、正月前から「喰うぞ!!」と意欲・食欲共に満々で楽しみに…

令和事始め

新元号「令和」初の新年になった。と言っても殊更目新しいことがあるわけではない。昭和、平成と受け継がれてきた時代の延長線上であることは変わりない。それでも世代ごとに感慨は異なるだろうし、人それぞれに立ち位置や置かれた立場によって、感じ方や捉…