獨庵放言録

群れず流されず時代を見つめ続ける老人の、骨太で繊細な風変わりブログ!!!

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「高齢者だって辛いよ」

「男は辛いよ」は渥美清が演じた有名なシリーズ映画だが、その主人公"フーテンの寅さん"ならずとも、今や巷に溢れている高齢者も更に辛いのだ。格好わるく嘆くのはよそうと思っていたが、今更意地を張っても誰も認めてくれそうもないから本音を吐露する羽目…

小便顛末記

高齢者は身体機能全般が衰退しているので、日常生活の不便や不自由が一つや二つではない。三つや四つで済んでいる御仁はまだ恵まれている方で、私自身改めて数え上げるとその数の多さに驚愕する。よくもまあ生きているものだと感嘆せざるを得ない。不便や不…

蓼食う虫の話

古来「蓼食う虫も好き好き」と言われる。人間の趣味・嗜好は際限がなく、俗に言う「ゲテモノ好き」の類いが広く世に蔓延している。自分一人で悦に入っている間はいいとして、厄介なことに好きが高じると見境なく他人に自慢したり、勧めたがるので"はた迷惑"の…

「疑似民主主義国家」

新型コロナウイルスの感染拡大が止められない。感染拡大が明らかになる中で、その感染拡大を税金を使って助長した我が国政府が、今度は一転して「緊急事態宣言」やら「非常事態宣言」を持ち出した。能面の如き「仮面づら」で、事の次第を理解しているとは到…

茶番政治いつまで

菅政権の不人気が沸騰寸前だ。国民の誰にも知られず、誰にも期待されずに、安倍前総理の突然の辞任劇のどさくさに紛れて登場した菅義偉現総理だが、登場から日が浅いにも関わらずここまで不人気な政権も珍しい。何やら誰も期待していなかった真相が、いわず…

老人日記(13)

東京にも雪が降るという予報が出て毎度お馴染みの大騒動にお目に掛かるのかと思ったら、"大山鳴動ネズミ一匹"にも到らなかった。良かったのか、悪かったのかのは判らないが、人の世同様にお天気も大いに気まぐれらしい。凡そ宛てになるようでならぬのが現代…

生きている実相

人間年齢を重ねると色々な条件が増えるものだ。まずもって身体機能の衰退は否応なく現実になる。齢80ともなればその症状が多種・多彩に重なって、言うなれば"百花繚乱"の趣になる。悲観的・悲劇的に捉えれば文字通り"死にたくなるほど深刻"なのだが、そんなこ…

田舎蕎麦と小鯛の笹漬け

善し悪しは兎も角として日本人家庭では正月料理は矢張り「おせち」だろう。見るとはなしに目にしたBSテレビで「和食」のドキュメンタリー番組があった。例年のことながら年末・年始は"アホバカ番組"のオンパレードの趣で、矢鱈にうるさいのでテレビは休眠する…

民主主義の化けの皮

アメリカ・トランプ政権の断末魔が荒れ狂っている。元々正常ではない"おつむ"の持ち主が、こともあろうに世界の超大国で民主主義の殿堂の如くに思われていたアメリカ合衆国の大統領に当選した。理想主義の旗を高々と掲げた前オバマ政権とは、文字通り天地に余…

新年事始め

世の中がどうあろうと老々世帯の我が家は何事もなく平和に新年を迎えた。特に新しい年を迎えようとの希望や念願があってのことではないが、何もせずとも自動的に新しい年が始まった観が強い。高齢者の年明けは誠にのんびりしたもので、特別の感慨もないまま…