獨庵放言録

群れず流されず時代を見つめ続ける老人の、骨太で繊細な風変わりブログ!!!

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ジョン・コルトレーンの時代

高齢者は古いセピア色の話が多くて恐縮だ。デジタル時代の現在では、"セピア色"の意味さえご存じない若い世代がいる。遠い遠い昔日になった。その時代の名残を留めるものが少なからず手元に残っているが、その中に立花実著「ジャズへの愛着」と題されたB6版…

高齢者の難視聴

寄る年波で「難聴」が本格化した。片耳がほぼ聞こえない。テレビの音声も通常音量では殆ど分からない。徐々にではあるが急速に進行した「難聴」に、手をこまねいていた訳ではない。耳鼻科の検査で補聴器の効果が期待できないと判り、愈々と観念せざるを得な…

蝉さんのお葬式

夏の終わりである。涼しくなった陽気に誘われて久々の散歩に出た。あちらこちらで百日紅の花が咲いている。家々の庭には赤いものや白いものなど色々な小さな花が、往く夏を惜しむかのように咲き乱れている。他人の家の庭を覗き込む"変な老人"なのに、時には…

さだまさしコンサート2019

テレビで「風に立つライオン基金2019」と銘打たれた「さだまさし」のコンサートを録画して見た。敢えて録画したのは最近の習慣で、見るに耐えない、聴くに耐えない類いのものが多いからである。録画だと不要画面を飛ばし見できるので、つまらないのを我慢せ…

「川端康成と遊記山人」続記

前稿「川端康成と遊記山人」については、広く世に知られた人物が登場するので注目度が高いと思われる。それゆえ誤解がないようお断りせねばならない。偽りや誇張などのフィクションでないことを証明するため、当事者と筆者との関係を文中に書いた。特に「遊…

川端康成と遊記山人

古い話で恐縮だが、セピア色になった昔日にお二人の忘れ難い御仁が居た。一方は言わずと知れた日本人初のノーベル賞作家である。もう一方は今はない東京・丸の内の帝国劇場に隣接していた中国料理店「山水楼」の創業者である。 ノーベル賞作家川端康成につい…

「海街diary」慕情

私は是枝裕和監督の映画「海街diary」が好きだ。BDに録画してもう何十回見たか数え切れない。80年に及ぼうとする長い人生で、少年期や青春期に見て記憶に残っている映画は少なくない。傷つきやすい多感な若者であったゆえに、周囲の友達が見過ごす映画や音楽…

どうでも良い混迷野党!!

旧民主党会派の軸足が定まらない。申し訳ないが民主党政権が消滅した時から、存在価値が消えかけていた集団である。訳が分からぬ"天然呆け"の労働団体「連合」とかに担がれて、さしたる理由もなく現在まで存在していること自体が不可思議極まりない議員集団…

ブログ削除の「さよなら」感想

この2年足らずの間ブログを書いてきて感じたことだが、全体的印象として何やらこの国は国民の多くが同じ顔をしている印象を受けた。特にこれと言って格別の目的があって始めたブログではなく、あくまで気まぐれな老人が気儘に私見を書き綴ってきただけだが、…