獨庵放言録

群れず流されず時代を見つめ続ける老人の、骨太で繊細な風変わりブログ!!!

老人日記(13)

東京にも雪が降るという予報が出て毎度お馴染みの大騒動にお目に掛かるのかと思ったら、"大山鳴動ネズミ一匹"にも到らなかった。良かったのか、悪かったのかのは判らないが、人の世同様にお天気も大いに気まぐれらしい。凡そ宛てになるようでならぬのが現代…

生きている実相

人間年齢を重ねると色々な条件が増えるものだ。まずもって身体機能の衰退は否応なく現実になる。齢80ともなればその症状が多種・多彩に重なって、言うなれば"百花繚乱"の趣になる。悲観的・悲劇的に捉えれば文字通り"死にたくなるほど深刻"なのだが、そんなこ…

田舎蕎麦と小鯛の笹漬け

善し悪しは兎も角として日本人家庭では正月料理は矢張り「おせち」だろう。見るとはなしに目にしたBSテレビで「和食」のドキュメンタリー番組があった。例年のことながら年末・年始は"アホバカ番組"のオンパレードの趣で、矢鱈にうるさいのでテレビは休眠する…

新年事始め

世の中がどうあろうと老々世帯の我が家は何事もなく平和に新年を迎えた。特に新しい年を迎えようとの希望や念願があってのことではないが、何もせずとも自動的に新しい年が始まった観が強い。高齢者の年明けは誠にのんびりしたもので、特別の感慨もないまま…

行く年来る年

朝から快晴の大晦日になった。何はなくとも晴れた青空は気持ちが良い。昨日30日は雨の予報が東京多摩地区は小雪がちらついたそうだ。ガラス越しにベランダの向こう側を凝視したが、視聴覚に支障がある病人高齢者の目では確認できなかった。厚い雲に覆われた…

年の瀬

高齢者には凡そ実感が乏しいが何やら"年の瀬"になった。新型コロナウイルスの猛威に振り回されての情けない"年の瀬"である。世界は未だその新型コロナウイルスから抜け出せないが、感染拡大の第3波に突入しても我が国は依然として「非常事態」ではないらしい…

呑気な年末の呑気な緊急入院

年末の緊急入院が初めてではない"前科者"だが、今度もまた久しぶりにその再来となった。お世辞にも喜ばしいと言えることではないが、新型コロナウイルス感染拡大が第3波に突入した渦中での緊急入院は異例ずくめである。医者が緊急入院と判断した重症患者でも…

増える「喪中欠礼」減る「年賀状」

師走12月になって、暇な高齢者はそろそろ年賀状の用意を始める季節だ。「年賀状発売中」の赤い幟が風にはためいては居るが、何故か今年はその気になれない。例によって今年も「喪中欠礼」の葉書が増えた。比例して購入する「年賀はがき」の枚数が減る。否応…

緊急入院

再発肺癌の容態が急変して、急遽緊急入院との診断が下った。本日午後にベッド搬送されて入院する。そのため暫く、或いは永久的に、ブログをお休みにします。何卒ご諒承下さい。 獨庵拝記

黄葉前線と「新型コロナウイルス」

我が家の目の前の天然雑木林全体が黄色くなった。早々に葉を落として裸の枝を晒している木々もあるが、執念深く緑を残している木々もあり、隙間がない密林状態の森は様々な色が混じり合う多色模様の絨毯のようだ。風が吹く度にチラチラと枯葉が舞い、その中…

NHKの日本語に違和感

毎日のように視聴している公共放送NHKが可笑しい。以前から気になって再三指摘しているが、ニュース番組でのアナウンスが常識を欠いている。特に若い女子アナの言葉遣いが「滅茶苦茶」だ。長い歴史を持つ巨大組織で、数多くの管理職職員が居る筈なのに、誰も…

コロナ禍の師走

冬らしい朝冷えの師走がスタートした。「師も走り出す」と例えられた繁忙期に突入する季節なのだが、今年は何やら「様変わり」が著しい。まずもってその筆頭に挙げねばならないのが「新型コロナウイルス感染拡大」だろう。人間世界を覆い尽くして"ほくそ笑む…

雪が降る

東京が久しぶりの雪になった。と言っても私が住む多摩地区は内陸で、周囲には低い山が連なる。海沿いの都心とは少し離れているので、例年降雪があると都心より降り積もる。大学入試のセンター試験は何故か雪になる確率が高く、気象庁の発表を待たずとも雪の…

正月料理

正月三が日が過ぎても我が家は当分正月である。例年恒例だが肺癌と膵臓癌の手術が連続した一昨年と、術後の昨年はさすがに食欲が落ちて目で楽しむだけで終わった。曲がりなりにも健康が回復した今年は、正月前から「喰うぞ!!」と意欲・食欲共に満々で楽しみに…

令和事始め

新元号「令和」初の新年になった。と言っても殊更目新しいことがあるわけではない。昭和、平成と受け継がれてきた時代の延長線上であることは変わりない。それでも世代ごとに感慨は異なるだろうし、人それぞれに立ち位置や置かれた立場によって、感じ方や捉…

豊かさの幻想…年末光景

9連休の年末・年始がスタートした。いつも通りに新幹線や高速道路、空港などが賑わい毎度お馴染みの光景がテレビ画面に映し出される。表向きは世の中が何も変わっていないように見えるが、大きく様変わりしているものもある。いつの頃からか世の中の分断が進…

年末歳時記

年の瀬が一段と押し詰まり、27日(金)で多くの公共機関や企業が"店終い"した。恒例の年末・年始だが、今回は9連休になる。例によって交通機関や旅行会社は"かきいれ"になろうが、高齢者所帯は格別の変化がない。テレビが伝える混雑を横目に見て、いつも通りの…

移ろい去る季節の色彩

地域によってだいぶ事情が違うと思うが、東京は現在自然が最後の色彩を見せている。一際鮮やかな明るい黄色で彩った殆どの銀杏が葉を落とし、樹木は枝が剥き出しになって寂しげだが、最後の葉と思しき一枚一枚が軽やかに風に舞っている。辺り一面はさながら"…

年賀状の季節

今年もまた年賀状の受付が始まった。相次ぐ値上げで今年ははがき一枚が63円になった。高齢者はご多分に洩れず年々差し出す枚数が減るので、値上げの影響は全くない。年賀状を準備する前に「喪中欠礼」のはがきが届くのが恒例だが、今年は一枚だけだ。縁ある…

名残の黄葉(こうよう)

秋の風物詩は「紅葉」である。しかし、我が家のベランダから見える目の前に迫る小さな森は、雑木林が色づきさながら黄金色の錦模様だ。カレンダーは最早12月で秋は終わっているのだが、東京多摩の秋はまだ終わっていない。銀杏は殆どが散り急いだが、それで…

師走という季節

12月になった。別にどうということもない季節の巡り合わせだが、高齢者が感じる昔懐かしい感じとは様変わりして久しい。まだ秋の気配濃厚な内から年賀状が売り出され、お菓子屋さんにはクリスマスケーキの幟旗がはためく。自然界は紅葉真っ盛りなのに、何か…

冬到来

カレンダーは11月最後の日だが、一足早く冬将軍がやって来た。今朝の東京は今シーズン最も冷え込んだ朝を迎えた。私が住む内陸の多摩地区は都心に比べて1~2°気温が低いので、今朝の気温は2°だったらしい。病み上がりの高齢者は無理して外へ出ることもないの…