獨庵放言録

群れず流されず時代を見つめ続ける老人の、骨太で繊細な風変わりブログ!!!

菊の季節

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 今年もまた菊の季節になった。今年は特に新天皇のご即位があり菊とご縁が深い年になった。正16弁の菊はご存じの如く天皇家の紋章で、皇室と関わりがある全てのものに付されて金色に輝く。その精ではあるまいがこの季節は11月3日の文化の日を中心に、色々様々な文化的催しが行われる。それに合わせるように全国各地で大小色とりどりの菊が咲き乱れる。

 花を愛する人は数多くいるが、薔薇と並んで菊の愛好家は取り分け多いようだ。我が国の伝統と深く結びついている点で、菊に勝る花はないだろう。理屈はともかくとして11月は菊の季節で、小春日和の好天に恵まれた初日に近くで開催される「菊花展」へ行ってきた。幸い平日なので予想していたほどの混雑はなく、比較的ゆっくり鑑賞できた。

 地の利とは言え自宅近くに「高幡不動金剛寺」がある。言わずと知れた真言宗智山派の別格本山だが、裏山を含む広大な敷地は東京都内屈指の規模を持つ。京王線の駅から至近なので、両側に並ぶ参道商店街は季節を問わず人並みが絶えない。金色に輝く巨大な五重塔が目立つ境内の、様々な土産物屋隣地を埋め尽くすように「菊花展」の特設テントが数多く張られている。

 例年豪華絢爛と評判が高いだけあって、他では見られないような超大輪の菊が色とりどりに咲き乱れていた。その見事さは筆舌に尽くし難いので、画像で特とご覧あれ。門外漢ゆえ巧みなご説明は出来かねるが、新天皇のご即位を祝した正16弁の菊のご紋章菊には驚いた。鮮やかな彩りと云い、巨大さと云い、一見の価値ある芸術品の趣であった。自宅近くであることを幸いに、期間中何度も訪れて見ようと思っている。

 11月の初日とは思えない温暖な日で、寺の境内を歩く人の中には半袖姿の中年男女も複数いた。長く各地の寺院とご縁が深い仕事をしてきたが、色々眼にした各地の「菊花展」の中でも出色な催しで、何やら嬉しく楽しい気分の一日だった。