獨庵放言録

群れず流されず時代を見つめ続ける老人の、骨太で繊細な風変わりブログ!!!

新型コロナ・ウイルスの脅威

 新型コロナ・ウイルスの拡散が止まらない。世界中の多くの人が出入りする東京ならいざ知らず、遠く離れた北海道で「非常事態宣言」まで出た。どうにも留まるところを知らない様相だ。本家中国と我が国のみならず、今や世界中に拡散した。単なる一時的な流行病と軽視できない事態になっている。

 世界のマスコミが口をつぐんでいるが、この種の流行病は決まって発信地がお隣の大国中国である。言わずと知れた多民族国家で、13億の巨大な人口がひしめく民主主義とは異なる体制の「共産主義国家」である。最高裁の判決さえ共産党幹部が覆す脅威に満ちた"恐怖政治"であることは周知の事実だ。

 表向きは体裁の良いキャッチフレーズを掲げるが、実態は共産党幹部が全ての権力と利権を独占する事実上の"封建体制"そのものだ。長く貧しい暮らしを強いられてきた歴史に終止符を打ち、王朝体制を覆す民衆革命に便乗した"農民イズム"とも言うべき「毛沢東イズム」で現中国は誕生した。

 先進共産主義国家のソビエト連邦が崩壊して以来、世界の共産主義は音を立てて崩れ落ちた。その中で唯一生き延びているのがお馴染みの中国と北朝鮮である。他にも弱小国が幾つか存在するが、何と言っても圧倒的存在感を持つのがお隣の大国中国だ。日米を中心にした自由主義陣営の巨大企業を誘致し、その工場として飛躍的経済成長を遂げた。

 現在世界第2位の経済大国になった今、長く"食うや食わずや"の生活を強いられた貧しい農民層出身の共産党幹部が描く夢は「世界の覇権」である。侵略と横暴の限りを尽くした我が国への怨念は決して消えない。歴史認識や戦争責任を問う裁判が、戦後70年以上経過した今も続く根深い土壌は尚も健在なのである。

 目先の利益にしか目が向かず、その背後にある不気味な野心に気づこうとしない盲目の日米政権を尻目に、中国共産党幹部達の立場を擁護するための「共産主義世界革命」のシナリオは着々と進行している。何ゆえ次々と意味不明のウイルス病が多発するのかに目を凝らし、その原因と目的を究明しない限り発生を抑えることは出来ないだろう。

 日米が目先の利益に夢中になっている合間に、中華人民共和国世界革命の脅威が迫っている。今や綻びだらけでガタガタの民主主義はさながら風前の灯火だ。コロナ・ウイルスは各国国民の肉体を蝕むばかりでなく、社会体制そのものをも深く蝕みつつある。世界はそのことに気づかず、相も変わらず低賃金の世界の工場の"利ざや"稼ぎにうつつを抜かしている。

 コロナ・ウイルスの真の脅威にどれだけの人が気づくだろうか。