獨庵放言録

群れず流されず時代を見つめ続ける老人の、骨太で繊細な風変わりブログ!!!

2020-01-01から1年間の記事一覧

菅新政権発足

実に7年8ヶ月ぶりの政権交代である。その善し悪しは兎も角として、何やら霞が晴れたような気分にさせるから不思議である。政権内部は目新しいものを探すのに苦労するほど"代わり映え"しない。大半が同じ顔の羅列で、"昔の名前で出て来た人"との混成チームの…

カラスの勝手

いつ頃だったか記憶が定かではないが、「カラスの勝手でしょう」という言葉が盛んに飛び交った時期があった。有名な童謡の一節を皮肉にもじったもので、流行語になって広く分布した。今更その古い言葉が脳裏を去来するほど、我が家の目の前の森に大量のカラ…

真実という名の嘘

世に情報と呼ばれているものは多数あるが、その中のどれが真実を伝えているかどうかとなると、果たして何人の人が明確に答えられるだろうか。全ての情報は他人が見たり聞いたりしたもので、その人の主観が少なからず混入しているし、所属するメディアによっ…

天下の悪法「政党助成金」

与党自民党の総裁選と野党立憲民主党の代表選が相前後して行われた。国民が望んで居ようが居まいが、未曾有のコロナ国難に直面しているこの時期に、ノー天気に国会議員の先生方は"選挙ごっこ"に興じた。この光景を見せつけられて喜んだのはマスコミだけで、…

公共放送NHKの疑問

これまでも再三指摘しているが公共放送だというNHKが怪しい。誠に"奇々怪々"なのだが、それを言うマスコミも国民も存在しない。いい加減カビが生えている放送法という法制度を盾にして、凡そ「公共」という概念と縁遠いことを臆面もなくやり続けている。お笑…

去りゆく夏

一つの季節が終わると次の季節が始まる。同じ巡り合いでも春から夏への移行は格別の感慨がないのに、夏の終わりと秋の始まりは何故か様々な感傷が湧く。道端に落ちている蝉の亡骸は物悲しさなしには見れないし、昨日、一昨日までの深い緑が少しずつ黄色味を…

歌手菅原洋一 普通のこと・普通でないこと

世の中には日々様々雑多な事柄が望んでも、望まなくても、遠慮会釈なく訪れる。予期せぬ幸運に恵まれることもあれば、予期せぬ不幸に見舞われて途方に暮れることもある。いずれもが当人の意思とは関わりがないので厄介である。出来得ることなら避けて通りた…

時代の幸不幸

私たちは誰しも親を選べないし、生まれ出る時代を選ぶことも出来ない。生物学的理屈は抜きにして、生まれ出た瞬間からある種の不可抗力を背負っている。自分の努力が及ばないから不可抗力なのだが、その意味で川の流れに似ているかも知れない。「ゆく川の流…

胡散臭い風習

世の中には各種の「胡散臭さ」が"てんこ盛り"状態だが、どれが一番で、どれが二番と区分けするのが難しいほど溢れている。高学歴化が言われ出して、世に"インテリげんなり"が増えるにつれて余計煩雑になったようだ。胡散臭さの有力候補がここにも隠れていて…

老いて尚も歌心

老いて尚も"歌心"を失わない菅原洋一に幸いあれと祈りたくなる。多分に主観的で恐縮だが、最近の歌は歌かと疑わざるを得ないものがやたらに多い。まともに最後まで聴くに耐える歌がない。その反面でどの歌い手も耳障り良く歌が上手だ。お断りするが、上手な…

台風という非常災害

台風の季節になった。現在10号が沖縄と九州に来襲中で、異例の早期記者会見を開いた気象庁によると、「経験したことがない規模の猛威」だそうである。私たち人間が自分たちで招いた自然災害とは言え、人智を遙かに超えて襲い来る猛威には為す術がない。未曾…

馬鹿げた自民党「草競馬」

連日マスコミが伝える自民党総裁選に関するニュースに接して、世の中には何と馬鹿げたことが有り得るものだと妙に感心している。とうの総裁選立候補予定者も予定者だが、それを如何にも重大ニュースのように報じて恥じ入る素振りも見せないマスコミ各社にも…

重病人の体調不良

このタイトルを不思議に思われた方が少なくないだろう。そもそも重病人に"体調不良"があり得るのかという疑問が湧くだろう。かく申す私自身そんなものがあるかと思っていた。ところがいざ自分がその重病人になってみると、そのあり得ないことが実際にあるこ…

アーチストの賞味期限

私たちは毎日の生活の中で食品の賞味期限を気にしながら暮らしている。食品の種類によって違いがあって期限通りのものもあれば、賞味期限が過ぎても美味しく食べられるものもある。中には賞味期限ギリギリか、少し過ぎたくらいがむしろ美味しいものが少なく…

ドングリレースの自民党総裁選

突然がお得意の安倍総理が又々突然辞任を表明して、予期していなかった与党自民党は大慌ての様相だ。寸足らずのドングリ議員が一躍総理・総裁候補に格上げされて、マスコミの派手なインタビューに次々登場している。昨日と今日の違いがまるで天地をひっくり返…

蝉と鈴虫

季節の変わり目は何某かの感傷を誘う。特に存在感が抜群の夏の終わりは格別だ。8月最後の日になって、明日から9月が始まるのだと思うと途端に何やら一抹の寂しさが湧き出るから不思議である。暑い暑いと言って、迷惑顔をしていたのは誰だったけと問いたくな…

夏の終わりのハーモニー

どこかで目や耳にしたタイトルだと気づかれた人は、多分もう若くはない世代であろう。中高年世代には広く知られた懐かしい曲のタイトルだ。井上陽水が詞を書き玉置浩二が曲を書いた野外ライブ公演のための一曲である。二人の絶妙なハーモニーが際立つ名曲だ…

驚きの安倍辞任

世の中には予期せぬことが沢山あるが、昨日突然の安倍総理の辞任表明には驚かされた。「安倍政権7年8ヶ月」を書いたばかりの矢先のことに、間が抜けたバツの悪さを感じながら現実となった我が国の政局を考えねばならなくなった。"政治の世界は一寸先が闇"と…

本物の歌と偽物の歌

外出が出来ない重病人の高齢者は毎日様々な音楽と付き合っている。難聴の自己流リハビリを兼ねているので、漠然と聞き流すのではなく結構真剣に音と向き合っている。70年代には制作者として数多くの音楽現場に関わったので、音に対する習熟度は人並み以上と…

安倍政権7年8ヶ月

安倍晋三現総理の在任期間が史上最長記録になったそうである。そう聞かされて何と感想を持つかは人それぞれの立場や感覚で異なるだろう。ある意味では慶祝に値することであるのだが、誕生の経緯から現在までを見て「おめでとうございます」という言葉は出て…

大切な時間

私たちの日常は特別の努力をしなくても誰しもに平等に時間が訪れる。余りにも当たり前すぎて特別の感慨を持つ人はまず居ないだろう。時間は目に見えるわけではないし、その存在を実感するのは何かしらの人生の変化があった時であろう。善いにつけ、悪いにつ…

ipod一新

高齢者が難聴対策の一環として始めた音楽リスニングだが、難聴と一口に言っても色々ありで、高い音や低い音などの特定の周波数が聞き取り難くなる傾向が一般的のようだ。私の場合もご多分に漏れずの典型例で、耳鼻科で聴力検査を受けると高い音と低い音に加…

ブログ一周年

老人の気まぐれで始めたブログだが、当初利用していたヤフーブログが閉鎖されることになって現在の「はてなブログ」へ移行した。取り立てて特別の理由は何もなく、漫然と痴呆化するのだけは絶対避けたいとの願いが最大の理由である。脳の活性化に多少なりと…

猛暑の峠

余り宛てにはならないが、気象庁の天気予報だとどうやら今週が猛暑のピークらしい。連日の猛暑はコロナウイルスの感染が再び増加に転じたというニュースと共に、お馴染みにはなったもののいい加減食傷気味である。出来得ることなら身近にならずに、親しまず…

麺の涼味

連日の猛暑はいい加減うんざりだが、せめてもの涼味を求めるには麺がいい。氷菓は一過性のため一瞬で消え去るが、お馴染みの夏の定番「冷やし中華」を始め盛り蕎麦などの日本蕎麦、伝統のそうめん等々は健在だ。5月頃から我が家の朝は麺類と決まっている。出…

野党という名の「糞政党」

立憲民主党と国民民主党が合体するらしい。相も変わらず恥知らずに"離れたりくっついたり"を演じている「糞議員集団」である。現在の我が国社会は種々雑多な無駄や無理が蔓延っているが、この立憲民主党と国民民主党ほど無駄と無理を象徴するものは他にない…

終戦記念日

世の中にはどう思っても理解に苦しむことが少なくない。普通に考えればあり得ないことに多くの人たちが真剣に向き合っているから不思議である。事柄は大小様々だが、大を言えば連日テレビで報道されている香港の民主化運動もその一つだろう。誰がどう考えた…

介護ベット

人間世界は色々様々なことに彩られているが、時々世にも不思議なことに出食わす。改めて生きていることの素晴らしさを噛み締めざるを得ない。一見無為に過ぎていくように感じられる日々も、少し視点を変えてみれば思いがけない感動に出会えるだろう。折角の…

昨日・今日・明日

昨日は暑かった、そして今日もまた暑い。多分明日も暑いだろう。毎日何気なく感じる率直な感想である。多くの人が同じ思いをしているだろう。それほどに今年の猛暑は凄さがある。夏は暑いのが当たり前だといわれて久しいが、春夏秋冬の季節の流れとは別の夏…

散歩の憧れ

何やら妙なタイトルになったが、昨年まで出来ていたことが今年は出来ない。その落差を実感しながら、ガラス戸越しの景色を愛でている。濃い緑の森に飛び交う蝶と戯れた、それだけの、たったそれだけのことが、今は遠い日の郷愁の如しである。人間に与えられ…